TAKKEN
宅地建物取引士の問題解説
問題
建物の地震対策の構造に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- ア 制震(制振)構造は、建物の柱や壁を太く頑丈にすることだけで地震の力に抵抗する構造である。
- イ 免震構造は、既存の建物には一切採用することができない。
- ウ 免震構造は、基礎と建物の間に免震装置を設け、地盤の揺れを建物に伝わりにくくする構造である。
- エ 耐震構造とは、建物に揺れを伝えないように、基礎と建物を切り離す構造をいう。
出典:オリジナル問題|参考範囲:独立行政法人住宅金融支援機構法・不当景品類及び不当表示防止法・不動産の表示に関する公正競争規約(2026年4月1日現在施行の法令)、土地・建物に関する一般的な技術的知見、国土交通省等の公表資料、不動産適正取引推進機構の試験要綱・出題範囲
正解と解説
正解:免震構造は、基礎と建物の間に免震装置を設け、地盤の揺れを建物に伝わりにくくする構造である。
解説:地震の揺れから建物と中の人を守るための工夫で、考え方の違いが問われます。地震対策の構造には3つのタイプがあります。耐震構造は、柱・梁・壁などを強くして地震の力に耐える構造です。免震構造は、基礎と建物の間に積層ゴムなどの免震装置を入れて、地盤の揺れを建物に伝わりにくくする構造です。たとえば建物の足元にクッションをはさんで揺れを逃がすイメージです。制震(制振)構造は、建物内にダンパーなどの制震装置を組み込み、揺れのエネルギーを吸収して揺れを抑える構造です。免震・制震は既存建物の改修でも採用される例があります。
間違えやすい点:「耐震=強くして耐える」「免震=装置で揺れを伝えない」「制震=装置で揺れを吸収する」と押さえておくと迷いません。
他の選択肢はなぜ違う?
- ア制震構造は、ダンパー等の装置で揺れのエネルギーを吸収する構造です。
- イ免震構造は、既存建物の改修で採用される例もあります。
- エ基礎と建物を切り離す(揺れを伝えにくくする)のは免震構造です。耐震構造は強くして耐える構造です。
この問題について
各法令の条文と試験範囲を参考に、Sikaku Master向けに独自作成した問題です。公式試験問題・過去問題の転載ではありません。
不動産適正取引推進機構の過去問題は無断転載が禁止されているため、本問は条文・制度に基づく独自問題として作成しています。