TAKKEN
宅地建物取引士の問題解説
問題
宅地としての土地の適性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- ア 自然堤防は、主に砂や小礫からなり水はけがよく、低地の中では宅地として比較的適した地形である。
- イ 扇状地のうち谷の出口に当たる部分は、土石流や洪水のおそれがなく、宅地として特に安全である。
- ウ 崖錐(崖や急斜面の下に岩屑が堆積してできた地形)は、地盤が安定しており、切土をしても崩壊のおそれはない。
- エ 地盤の液状化は、地下水位が深く、よく締まった砂地盤ほど発生しやすい。
出典:オリジナル問題|参考範囲:独立行政法人住宅金融支援機構法・不当景品類及び不当表示防止法・不動産の表示に関する公正競争規約(2026年4月1日現在施行の法令)、土地・建物に関する一般的な技術的知見、国土交通省等の公表資料、不動産適正取引推進機構の試験要綱・出題範囲
正解と解説
正解:自然堤防は、主に砂や小礫からなり水はけがよく、低地の中では宅地として比較的適した地形である。
解説:低地は全体として宅地適性が低いものの、その中にも当たり外れがあります。自然堤防は、川の氾濫で運ばれた砂礫が川沿いに堆積した微高地で、水はけがよく、低地の中では宅地に比較的適しています(その背後に広がる後背湿地は軟弱で適しません)。扇状地で特に注意が必要なのは谷の出口に当たる部分で、ここは土石流や鉄砲水の通り道になりやすい場所です。崖錐(がいすい)は崖下に崩れ落ちた岩屑が積もった不安定な地形で、透水性が高く、切土や豪雨で崩壊しやすい場所です。液状化は、地下水位が浅く、緩く堆積した砂地盤で発生しやすくなります。
この問題の見方:「低地の中では自然堤防だけは比較的マシ(後背湿地はダメ)」「谷の出口・崖の下は危険」「液状化=浅い地下水位+緩い砂」と整理しておくと迷いません。
他の選択肢はなぜ違う?
- イ谷の出口に当たる部分は土石流や鉄砲水の通り道になりやすく、宅地として危険です。
- ウ崖錐は崩れた岩屑が積もった不安定な地形で、切土や豪雨により崩壊しやすい場所です。
- エ液状化は、地下水位が浅く、緩く堆積した砂地盤ほど発生しやすくなります。
この問題について
各法令の条文と試験範囲を参考に、Sikaku Master向けに独自作成した問題です。公式試験問題・過去問題の転載ではありません。
不動産適正取引推進機構の過去問題は無断転載が禁止されているため、本問は条文・制度に基づく独自問題として作成しています。