本文へスキップ

IT PASSPORT

ITパスポートの問題解説

マネジメント系 標準 itpassport_mng_060

問題

ソフトウェアの品質管理で、テスト工程で発見・記録した不具合(バグ)の累積件数を時間の経過に沿ってグラフにしたところ、当初は右肩上がりに増えていた件数が、しだいに増え方がゆるやかになりS字を描いて頭打ちに近づいてきた。この曲線が示す状況の解釈として、最も適切なものはどれか。

  1. テストを実施するほどバグが無限に増え続けるため、品質は悪化し続けている
  2. 累積件数が増えている間はテストが不十分で、件数が減り始めて初めてテストを開始すべきである
  3. 発見されるバグが減ってきており、品質が安定してきている兆候と考えられる
  4. バグの累積件数のグラフからは品質に関する情報は何も読み取れない
出典:オリジナル問題|参考範囲:IPA ITパスポート試験シラバス(最新版)、情報処理技術者試験の基礎知識

正解と解説

正解:発見されるバグが減ってきており、品質が安定してきている兆候と考えられる

解説:テストで見つかったバグの累積件数をグラフにすると、初めは次々と不具合が見つかって急に増え、テストが進んで残りのバグが少なくなると新たな発見が減り、増え方がゆるやかになってS字状に頭打ちへ近づきます。これは信頼度成長曲線と呼ばれ、曲線が水平に近づくほど「もう見つかるバグが減ってきた=品質が安定してきた」と判断する目安になります。累積件数なので数値が減ることはありませんが、傾き(単位時間あたりの発見数)が小さくなる点を読み取るのがポイントです。ただしテストの手を抜いて発見数が減っただけの可能性もあるため、テスト密度などと合わせて評価します。

覚え方:累積バグのS字=「信頼度成長曲線」。グラフが寝てきたら品質が落ち着いてきたサイン、と覚えましょう。減るのは件数ではなく増え方(傾き)です。

他の選択肢はなぜ違う?

  • 累積件数は減ることはなく増え続けますが、増え方が鈍化して頭打ちになることが重要で、無限に増えて悪化しているという解釈は誤りです。
  • 累積件数は減少しません。また件数が増えている段階こそテストが進んでいる証拠であり、テスト開始の判断基準が逆です。
  • 信頼度成長曲線として品質の収束状況を読み取れるため、「何も読み取れない」は誤りです。

この問題について

出典:オリジナル問題|参考範囲:IPA ITパスポート試験シラバス(最新版)、情報処理技術者試験の基礎知識

IPAのITパスポート試験シラバスとIT基礎知識を参考に、Sikaku Master向けに独自作成した問題です。公式試験問題・過去問題の転載ではありません。

IPAの過去問題の転載ではなく、シラバス・公開情報に基づく独自問題として作成しています。

確認状況: 独自作成問題として編集確認済み。公開後も誤り報告を受け付けています。

RELATED

関連問題