IT PASSPORT
ITパスポートの問題解説
問題
システム開発の要件定義における「機能要件」と「非機能要件」の説明として、最も適切なものはどれか。
- ア 機能要件は開発の費用と納期を、非機能要件はシステムが提供する画面や帳票の内容を定める。
- イ 機能要件はハードウェアの構成を、非機能要件はソフトウェアの機能を定める。
- ウ 機能要件は運用開始後の保守体制を、非機能要件はシステムが処理するデータ項目を定める。
- エ 機能要件はシステムが提供すべき機能や処理内容を、非機能要件は性能・信頼性・セキュリティなど機能以外の品質に関する要件を定める。
出典:オリジナル問題|参考範囲:IPA ITパスポート試験シラバス(最新版)、情報処理技術者試験の基礎知識
正解と解説
正解:機能要件はシステムが提供すべき機能や処理内容を、非機能要件は性能・信頼性・セキュリティなど機能以外の品質に関する要件を定める。
解説:要件定義では、利用者がシステムに求めることを「何ができるか(機能要件)」と「どの程度の品質で動くべきか(非機能要件)」に分けて整理します。機能要件は、たとえば「受注データを登録できる」「在庫を検索できる」といった具体的な処理です。一方、非機能要件は「3秒以内に応答する」「24時間稼働する」「不正アクセスを防ぐ」など、性能・可用性・セキュリティ・拡張性といった品質面を指します。非機能要件を曖昧にすると、後から性能不足やトラブルにつながりやすいため、要件定義の段階で明確にすることが重要です。
覚え方:「何をするか」が機能要件、「どれくらいうまく動くか(速さ・安定さ・安全さ)」が非機能要件、と問いかけて分類すると迷いません。
他の選択肢はなぜ違う?
- ア費用や納期は要件そのものではなく制約条件であり、画面や帳票の内容はむしろ機能要件側に含まれます。機能要件と非機能要件の定義が逆転しています。
- イハードウェア構成は実現手段の一部で、機能要件の定義としては不正確です。機能要件は「何ができるか」を表すものです。
- ウ保守体制は非機能要件(運用性など)に近く、データ項目は機能要件に含まれるため、両者の説明が入れ替わっています。
この問題について
IPAのITパスポート試験シラバスとIT基礎知識を参考に、Sikaku Master向けに独自作成した問題です。公式試験問題・過去問題の転載ではありません。
IPAの過去問題の転載ではなく、シラバス・公開情報に基づく独自問題として作成しています。