IT PASSPORT
ITパスポートの問題解説
問題
あるITサービスについて、SLAで「月間のサービス稼働率を99%以上とする」と取り決めた。1か月を30日(720時間)とした場合、この目標を満たすために許容される停止時間の上限はおよそ何時間か。
- ア 約0.7時間
- イ 約72時間
- ウ 約99時間
- エ 約7.2時間
出典:オリジナル問題|参考範囲:IPA ITパスポート試験シラバス(最新版)、情報処理技術者試験の基礎知識
正解と解説
正解:約7.2時間
解説:稼働率99%とは、全体の時間のうち99%は稼働している、つまり停止が許されるのは残りの1%までという意味です。1か月を720時間とすると、許容される停止時間は720時間×(100%−99%)=720×0.01=7.2時間と計算できます。SLAでは稼働率を数値で取り決めますが、「99%」と聞くと十分高そうに感じても、実際には月に約7時間以上止まる可能性を許容していることになります。求める品質に対して目標値が適切かを、停止時間に換算して確認することが大切です。
覚え方:停止時間は「全体時間×(1−稼働率)」で求めます。稼働率99%なら残り1%、99.9%なら残り0.1%と、許容される割合が一気に小さくなる感覚を押さえておきましょう。
他の選択肢はなぜ違う?
- ア約0.7時間は稼働率99.9%のときの許容停止時間に相当します。99.9%は720×0.001で約0.72時間となり、桁を取り違えた値です。
- イ約72時間は720時間の10%にあたり、稼働率90%の場合の停止時間です。1%と10%を取り違えた誤りです。
- ウ約99時間は「99」という数字に引きずられた値で、稼働率の計算とは結びつきません。停止時間は稼働率ではなく「100%との差」から求めます。
この問題について
IPAのITパスポート試験シラバスとIT基礎知識を参考に、Sikaku Master向けに独自作成した問題です。公式試験問題・過去問題の転載ではありません。
IPAの過去問題の転載ではなく、シラバス・公開情報に基づく独自問題として作成しています。