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IT PASSPORT

ITパスポートの問題解説

マネジメント系 標準 itpassport_mng_019

問題

データセンターのサーバ室で、ラックの前面どうし・背面どうしを向かい合わせに配置し、冷たい空気が流れる通路と熱い空気が流れる通路を分ける「ホットアイル/コールドアイル」方式を採用した。この方式の主な目的として、最も適切なものはどれか。

  1. 外気をそのまま取り込む外気冷房(フリークーリング)に切り替え、空調機を完全に不要にすること
  2. 機器が排出する熱い空気と供給する冷たい空気が混ざり合うのを防ぎ、空調の冷却効率を高めること
  3. 各ラックへの搭載密度を均等にそろえ、フロアの床耐荷重の偏りをなくすこと
  4. 時間帯ごとにサーバの消費電力を平準化し、契約電力のピークを下げること
出典:オリジナル問題|参考範囲:IPA ITパスポート試験シラバス(最新版)、情報処理技術者試験の基礎知識

正解と解説

正解:機器が排出する熱い空気と供給する冷たい空気が混ざり合うのを防ぎ、空調の冷却効率を高めること

解説:サーバは大量の熱を発生させるため、データセンターでは空調が重要なファシリティ要素です。ホットアイル/コールドアイル方式では、ラックの前面(冷気を吸い込む側)どうしを向かい合わせた通路をコールドアイル(冷たい通路)、背面(熱気を吐き出す側)どうしを向かい合わせた通路をホットアイル(暑い通路)とします。こうして冷気と排熱が混ざるのを防ぐと、冷やしたい場所へ効率よく冷気が届き、空調にかかる電力を抑えられます。外気冷房や電力平準化、床耐荷重の調整はいずれも別の目的の施策で、本方式の主目的は気流分離による冷却効率の向上です。

覚え方:「アイル(aisle)」は通路の意味です。冷たい通路と暑い通路を交互に作って空気を混ぜない、と覚えると、外気冷房や電力・耐荷重の話と混同しません。

他の選択肢はなぜ違う?

  • 外気冷房は外気を利用して冷却する省エネ手法ですが、ホットアイル/コールドアイルは室内の気流を整理する配置の工夫であり、外気冷房に切り替えて空調機を不要にする方式ではありません。
  • ラックの搭載密度をそろえて床耐荷重の偏りをなくすのは設置計画上の配慮であり、気流を分離して冷却効率を上げるホットアイル/コールドアイルの目的とは異なります。
  • 消費電力を時間帯で平準化しピークを下げるのは電力契約・需要管理の話で、空調の気流を整理するホットアイル/コールドアイルの目的とは別です。

この問題について

出典:オリジナル問題|参考範囲:IPA ITパスポート試験シラバス(最新版)、情報処理技術者試験の基礎知識

IPAのITパスポート試験シラバスとIT基礎知識を参考に、Sikaku Master向けに独自作成した問題です。公式試験問題・過去問題の転載ではありません。

IPAの過去問題の転載ではなく、シラバス・公開情報に基づく独自問題として作成しています。

確認状況: 独自作成問題として編集確認済み。公開後も誤り報告を受け付けています。

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