本文へスキップ

TAKKEN

宅地建物取引士の問題解説:根抵当権に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、最も適切…

権利関係 標準 takken_kenri_028

問題

根抵当権に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、最も適切なものはどれか。

  1. 根抵当権の極度額を変更するには、後順位抵当権者その他の利害関係人の承諾を要しない。
  2. 根抵当権は、一定の範囲に属する不特定の債権を極度額の限度において担保する。(正解)
  3. 元本の確定前であっても、根抵当権者から被担保債権のみを譲り受けた者は、その根抵当権を当然に取得する。
  4. 根抵当権で担保される利息及び損害金は、満期となった最後の2年分に限られる。
出典:オリジナル問題|参考範囲:民法・借地借家法・区分所有法・不動産登記法(2026年4月1日現在施行の法令)、国土交通省・法務省の公表資料、不動産適正取引推進機構の試験要綱・出題範囲

正解と解説

正解:根抵当権は、一定の範囲に属する不特定の債権を極度額の限度において担保する。

解説:継続的な取引で次々に生まれては消える借金を、いちいち抵当権を設定し直さずに、まとめて担保しておくための仕組みです。根抵当権は、増減・入れ替わる不特定多数の債権を、極度額という上限枠まで丸ごと担保します。元本の確定前は被担保債権に随伴性がなく、債権だけを譲り受けても根抵当権は移りません。利息・損害金も極度額の枠内であれば全額担保され、普通抵当権の「最後の2年分」という制限を受けません。極度額の変更には、後順位抵当権者など利害関係人の承諾が必要です。

間違えやすい点:「極度額の枠で不特定の債権を担保」「確定前は随伴性なし」「利息も枠内なら全額(2年分制限なし)」「極度額変更は利害関係人の承諾が必要」と整理すると迷いません。上限枠の中なら中身が入れ替わっても担保が続く点が普通抵当権との違いだと押さえておくのがコツです。

他の選択肢はなぜ違う?

  • 極度額の変更には、後順位抵当権者その他の利害関係人の承諾が必要です。
  • 元本確定前は随伴性がなく、被担保債権だけを譲り受けても根抵当権は移りません。
  • 根抵当権では、利息・損害金も極度額の枠内であれば全額担保され、最後の2年分に限られません。

この問題について

出典:オリジナル問題|参考範囲:民法・借地借家法・区分所有法・不動産登記法(2026年4月1日現在施行の法令)、国土交通省・法務省の公表資料、不動産適正取引推進機構の試験要綱・出題範囲

各法令の条文と試験範囲を参考に、Sikaku Master向けに独自作成した問題です。公式試験問題・過去問題の転載ではありません。

不動産適正取引推進機構の過去問題は無断転載が禁止されているため、本問は条文・制度に基づく独自問題として作成しています。

RELATED

関連問題

権利関係 AとBが通謀して、Aの所有する土地をBに売却したように仮装し… 標準 権利関係 Aの代理人と称するBが、代理権がないのにAの土地をCに売却した(無権代理)。この場合に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、最も適切なものはどれか。-Cは、Aに対し、相当の期間を定め 標準 権利関係 Aは自己所有の土地をBに売却し、その後同じ土地をCにも売却し… 標準 権利関係 Aは、Bから借り入れた金銭の担保として、自己所有の建物にBの… 標準 権利関係 売買契約の債務不履行を理由とする契約の解除に関する次の記述の… 難しい 権利関係 建物の賃貸借における敷金に関する次の記述のうち、民法の規定に… 標準 権利関係 期間の定めのある建物の賃貸借(定期建物賃貸借ではないものとす… 標準 権利関係 相続に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、最も適切なも… 標準 権利関係 A・B・Cが各3分の1の持分で建物を共有している場合に関する… 難しい 権利関係 相続による所有権の移転の登記(相続登記)に関する次の記述のう… 標準 権利関係 時効に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、最も… 標準 権利関係 借地借家法の借地権に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。-借地権の存続期間は30年とされ、 標準