IT PASSPORT
ITパスポートの問題解説
問題
市販のソフトウェアやOSS(オープンソースソフトウェア)の利用許諾(ライセンス)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア ソフトウェアを購入すると著作権そのものを買い取ったことになり、自由に複製・改変・再配布できる。
- イ OSSは無償で公開されているため、ソースコードを改変・再配布する際に守るべき条件は一切ない。
- ウ ソフトウェアは著作物ではないため、利用許諾の有無にかかわらず自由にコピーしてよい。
- エ ライセンス契約で許諾された範囲を超えた複製や改変は、たとえ自分が購入した正規品でも著作権侵害となり得る。
出典:オリジナル問題|参考範囲:IPA ITパスポート試験シラバス(最新版)、情報処理技術者試験の基礎知識
正解と解説
正解:ライセンス契約で許諾された範囲を超えた複製や改変は、たとえ自分が購入した正規品でも著作権侵害となり得る。
解説:プログラムは著作物であり、著作権は原則として開発元に残ったままです。利用者はライセンス契約(使用許諾契約)に同意することで、インストール台数や用途などの条件付きで『使う権利』を得ます。OSSも『無料だから何でも自由』というわけではなく、MITライセンスのように著作権表示の保持を求めるものや、GPLのように改変・再配布時にソースコードの公開を求めるコピーレフト型など、ライセンスごとに守るべき条件があります。条件を破ればやはり著作権侵害となります。
覚え方:『買ったのは“ディスクやデータ”ではなく“使ってよい権利”』と捉えると誤解しません。OSSも“タダ=無条件”ではなく、ライセンス条文を必ず確認する、と覚えましょう。
他の選択肢はなぜ違う?
- アソフトを購入してもユーザーが得るのは原則として『使用を許諾された権利』であり、著作権そのものは作者(権利者)に残ります。自由に複製・改変・再配布できるわけではありません。
- イOSSにも各種ライセンス(GPL、MITなど)があり、著作権表示の保持や改変版の公開などの条件が課されることがあります。条件が一切ないというのは誤りです。
- ウプログラムは著作権法上の著作物であり、許諾なく自由にコピーすることはできません。
この問題について
IPAのITパスポート試験シラバスとIT基礎知識を参考に、Sikaku Master向けに独自作成した問題です。公式試験問題・過去問題の転載ではありません。
IPAの過去問題の転載ではなく、シラバス・公開情報に基づく独自問題として作成しています。