IT PASSPORT
ITパスポートの問題解説
問題
ある事業の年間の固定費が300万円、変動費率(売上高に占める変動費の割合)が60%であるとき、損益分岐点売上高はいくらか。
- ア 750万円
- イ 500万円
- ウ 900万円
- エ 1,200万円
出典:オリジナル問題|参考範囲:IPA ITパスポート試験シラバス(最新版)、情報処理技術者試験の基礎知識
正解と解説
正解:750万円
解説:損益分岐点売上高は、売上高と総費用が等しくなり利益が0になる売上高です。売上が1円増えると、そのうち変動費を除いた「限界利益率」の分だけ固定費の回収に回せます。よって固定費を限界利益率で割れば、固定費をちょうど回収できる売上高が求まります。本問では限界利益率が0.4なので、売上750万円のとき変動費は450万円、限界利益は300万円となり、固定費300万円とちょうど釣り合います。変動費率で割ってしまう誤りが最も多いので注意が必要です。
覚え方:「損益分岐点売上高=固定費÷(1−変動費率)」が公式です。割る数は変動費率そのものではなく、1から引いた限界利益率である点を必ず確認しましょう。
他の選択肢はなぜ違う?
- イ500万円は固定費300万円を変動費率0.6で割った値で、本来用いるべき限界利益率(0.4)ではなく変動費率で割ってしまった誤りです。
- ウ900万円は固定費を限界利益率0.4で割るのではなく、固定費に変動費率を加味するなど計算式を取り違えた場合に生じやすい誤った値です。
- エ1,200万円は限界利益率を0.25と誤って計算した場合などに生じる過大な値で、限界利益率0.4を用いると損益分岐点はこれより小さくなります。
この問題について
IPAのITパスポート試験シラバスとIT基礎知識を参考に、Sikaku Master向けに独自作成した問題です。公式試験問題・過去問題の転載ではありません。
IPAの過去問題の転載ではなく、シラバス・公開情報に基づく独自問題として作成しています。