IT PASSPORT
ITパスポートの問題解説
問題
企業の短期的な支払能力(短期の安全性)を測る指標で、流動資産を流動負債で割って百分率で表したものはどれか。
- ア 自己資本比率
- イ 売上高経常利益率
- ウ 総資産回転率
- エ 流動比率
出典:オリジナル問題|参考範囲:IPA ITパスポート試験シラバス(最新版)、情報処理技術者試験の基礎知識
正解と解説
正解:流動比率
解説:流動比率は企業の短期的な支払能力(安全性)を表す代表的な指標で、一般に200%以上が望ましく、最低でも100%を上回ることが目安とされます。値が大きいほど手元の流動資産に余裕があり、短期の借入返済に困りにくいと判断できます。これに対し自己資本比率は長期的な財務の安定性、各種利益率は収益性、回転率は資産の効率性を見る指標であり、見ている「健康診断の観点」が異なります。
覚え方:「流動比率=流動資産÷流動負債」と分母分子をそろえて覚えましょう。安全性は流動比率・自己資本比率、収益性は○○利益率、効率性は○○回転率、と語尾でグループ分けすると整理できます。
他の選択肢はなぜ違う?
- ア自己資本比率は総資本に占める自己資本の割合で、返済不要の資金がどれだけあるかという長期的な安全性を示す指標であり、短期の支払能力を流動資産と流動負債で測るものではありません。
- イ売上高経常利益率は売上高に対する経常利益の割合で、企業の収益性を示す指標であり、支払能力(安全性)を測る指標ではありません。
- ウ総資産回転率は売上高を総資産で割った値で、資産がどれだけ効率よく売上を生んでいるかという効率性を示す指標であり、短期の支払能力を測るものではありません。
この問題について
IPAのITパスポート試験シラバスとIT基礎知識を参考に、Sikaku Master向けに独自作成した問題です。公式試験問題・過去問題の転載ではありません。
IPAの過去問題の転載ではなく、シラバス・公開情報に基づく独自問題として作成しています。