IT PASSPORT
ITパスポートの問題解説
問題
事務部門で、社員が手作業で行っていた「複数システムからのデータ転記」「定型フォーマットへの入力」「請求書のPDF化とメール送信」といった繰り返し作業を、ソフトウェア型のロボットに登録した手順どおり自動で実行させて効率化したい。この目的に最も適した手法はどれか。
- ア CRM
- イ SCM
- ウ BPR
- エ RPA
出典:オリジナル問題|参考範囲:IPA ITパスポート試験シラバス(最新版)、情報処理技術者試験の基礎知識
正解と解説
正解:RPA
解説:RPA(Robotic Process Automation)は、人がパソコン上で行う定型的な操作を、ソフトウェアのロボットに記録・登録して自動的に繰り返し実行させる技術です。問題文にある複数システム間のデータ転記や、決まったフォーマットへの入力、PDF化とメール送信のように、手順が明確で繰り返し発生する事務作業は、まさにRPAが得意とする領域です。人手による単純作業を減らせるため、入力ミスの削減や時間の節約につながり、社員はより創造的な業務に集中できるようになります。一方で、画面レイアウトの変更に弱いなどの注意点もあります。
覚え方:RPAの真ん中のP(Process)とA(Automation)から「業務を自動化するロボット」とイメージし、定型・反復・PC操作という三拍子がそろったらRPAを思い浮かべましょう。
他の選択肢はなぜ違う?
- アCRMは顧客との関係を管理して営業やサービスに活かす仕組みであり、定型的なPC操作を自動実行する手法ではありません。
- イSCMは原材料の調達から販売までの供給連鎖全体を最適化する管理手法で、事務作業をロボットに自動化させる手法とは異なります。
- ウBPRは業務プロセスを抜本的に再設計する取り組みであり、既存の定型作業をそのままソフトウェアに自動実行させるRPAとは目的の粒度が異なります。
この問題について
IPAのITパスポート試験シラバスとIT基礎知識を参考に、Sikaku Master向けに独自作成した問題です。公式試験問題・過去問題の転載ではありません。
IPAの過去問題の転載ではなく、シラバス・公開情報に基づく独自問題として作成しています。