IT PASSPORT
ITパスポートの問題解説
問題
業務改革の進め方に関する説明として、BPM(ビジネスプロセスマネジメント)の特徴を最も適切に表しているものはどれか。
- ア 業務プロセスを継続的に分析・実行・評価・改善し、PDCAを回し続けて最適化する
- イ 業務プロセスを一度きりで抜本的に作り直し、短期間で劇的な成果を狙う
- ウ 災害発生時に事業を継続・復旧させるための手順を平常時に定めておく
- エ サービスの品質水準を発注者と受注者の間で数値目標として合意する
出典:オリジナル問題|参考範囲:IPA ITパスポート試験シラバス(最新版)、情報処理技術者試験の基礎知識
正解と解説
正解:業務プロセスを継続的に分析・実行・評価・改善し、PDCAを回し続けて最適化する
解説:BPMは、業務の流れを「見える化」して問題点を分析し、改善した手順を実行し、結果を評価してまた改善する、という循環を絶え間なく続ける考え方です。よく比較されるBPRが「ゼロから一気に作り直す」一回限りの大改革であるのに対し、BPMは作り直したプロセスをその後も日常的に磨き続ける運用に重点があります。たとえばBPRで再設計した受注業務を、BPMの仕組みで毎月の処理時間を計測しながら少しずつ改善していく、といった形で両者は補い合います。BCPは緊急時の事業継続、SLAは品質水準の合意であり、いずれも業務改善の継続サイクルとは目的が異なります。
覚え方:BPRの「R=Reengineering(作り直し・一発勝負)」、BPMの「M=Management(回し続ける運用)」と頭文字で対比すると区別できます。BPMはぐるぐる回るPDCA、とイメージしましょう。
他の選択肢はなぜ違う?
- イ一度きりで抜本的に作り直すのはBPR(業務プロセス再設計)の発想であり、継続的に回し続けるBPMとは進め方が異なります。
- ウ災害時の継続・復旧手順を定めるのはBCP(事業継続計画)の説明であり、業務プロセスの継続的改善を指すBPMではありません。
- エ品質水準を数値で合意するのはSLA(サービスレベル合意書)の説明であり、業務改善のマネジメント手法そのものではありません。
この問題について
IPAのITパスポート試験シラバスとIT基礎知識を参考に、Sikaku Master向けに独自作成した問題です。公式試験問題・過去問題の転載ではありません。
IPAの過去問題の転載ではなく、シラバス・公開情報に基づく独自問題として作成しています。