IT PASSPORT
ITパスポートの問題解説
問題
ある業務システムについて、オンプレミス(自社導入)とクラウド(SaaS利用)を3年間で比較する。オンプレミスは初期費用600万円+年間保守費50万円、クラウドは初期費用0円+月額20万円とするとき、3年間の総額の差として正しいものはどれか。
- ア オンプレミスが30万円安い
- イ オンプレミスが120万円安い
- ウ クラウドが30万円安い
- エ 両者は同額になる
出典:オリジナル問題|参考範囲:IPA ITパスポート試験シラバス(最新版)、情報処理技術者試験の基礎知識
正解と解説
正解:クラウドが30万円安い
解説:初期費用だけでなく、運用にかかる費用も含めた総保有コスト(TCO)で比べることが大切です。オンプレミスは初期費用600万円に、年間保守費50万円×3年=150万円を加えて合計750万円になります。クラウドは初期費用0円で、月額20万円×12ヶ月×3年で720万円です。両者の差は750万円−720万円=30万円で、この期間ではクラウドのほうがわずかに安い結果となります。ただし、利用期間が長くなるほど月額が積み上がるクラウドは割高になりやすく、逆に短期間なら初期費用の小さいクラウドが有利になることもあります。判断は前提条件(利用年数や利用量)によって変わる点に注意が必要です。
覚え方:費用比較は「初期費用+運用費×期間」のTCOで考えるのが鉄則です。クラウドは月額なので、12ヶ月×年数を必ず掛けて積み上げるのを忘れないようにしましょう。
他の選択肢はなぜ違う?
- アオンプレミスは合計750万円で、クラウドの720万円より30万円“高い”ため誤りです。安いのはクラウドです。
- イ差は30万円であり120万円ではありません。さらに安いのはオンプレミスではなくクラウドです。
- エ750万円と720万円で30万円の差があるため、同額にはなりません。
この問題について
IPAのITパスポート試験シラバスとIT基礎知識を参考に、Sikaku Master向けに独自作成した問題です。公式試験問題・過去問題の転載ではありません。
IPAの過去問題の転載ではなく、シラバス・公開情報に基づく独自問題として作成しています。