IT PASSPORT
ITパスポートの問題解説
問題
業務改善の検討にあたり、各担当者の作業手順・順序・分岐(条件による処理の分かれ)や部門間の受け渡しを図で可視化し、無駄や重複・ボトルネックを見つけたい。この目的に最も適した方法はどれか。
- ア 貸借対照表を作成して資産と負債の状況を確認する
- イ BPMNなどの記法で業務フロー図を作成する
- ウ WBSを作成して開発作業を細分化する
- エ ER図を作成してデータ項目間の関連を整理する
出典:オリジナル問題|参考範囲:IPA ITパスポート試験シラバス(最新版)、情報処理技術者試験の基礎知識
正解と解説
正解:BPMNなどの記法で業務フロー図を作成する
解説:業務プロセス分析では、「誰が・どの順番で・どんな条件で何をするか」を図に描いて見える化することが出発点になります。BPMN(Business Process Model and Notation)は、開始・終了、作業(タスク)、条件による分岐、担当者やシステムごとの区分などを共通の記号で表せる記法で、関係者が同じ図を見て業務の流れを共有できます。これにより、手戻りや重複作業、処理が滞るボトルネックを発見しやすくなり、改善の検討につなげられます。一方、貸借対照表は財務、WBSは作業分解、ER図はデータ構造を表す道具で、いずれも業務の流れそのものを描く目的には合いません。
覚え方:「流れ・順番・分岐」を見たいなら業務フロー図(BPMN)、「データの関連」ならER図、「作業の分解」ならWBS、と対象で結び付けると取り違えません。
他の選択肢はなぜ違う?
- ア貸借対照表は一時点の財政状態(資産・負債・純資産)を表す財務諸表であり、業務の作業手順や流れを可視化する道具ではありません。
- ウWBSはプロジェクトの作業を階層的に分解して管理するための図であり、日常業務の流れや部門間の受け渡しを表すものではありません。
- エER図はデータベース上のデータ(実体)とその関連を整理する図であり、人の作業手順や処理の分岐といった業務フローを表すものではありません。
この問題について
IPAのITパスポート試験シラバスとIT基礎知識を参考に、Sikaku Master向けに独自作成した問題です。公式試験問題・過去問題の転載ではありません。
IPAの過去問題の転載ではなく、シラバス・公開情報に基づく独自問題として作成しています。