IT PASSPORT
ITパスポートの問題解説
問題
複数のベンダから提出された提案書を評価して発注先を選定する際、評価項目(機能・価格・実績・サポートなど)ごとの配点や重みづけを、提案書を受け取る前にあらかじめ決めておくことが望ましい。その最大の理由はどれか。
- ア 提案書の枚数を各社でそろえさせるため。
- イ 評価基準を事前に固めることで、担当者の主観や恣意が入りにくくなり、公平で説明可能な選定ができるため。
- ウ 評価作業にかかる時間を、提案を読まなくても短縮できるため。
- エ ベンダごとに有利・不利を変えて、特定の1社を選びやすくするため。
出典:オリジナル問題|参考範囲:IPA ITパスポート試験シラバス(最新版)、情報処理技術者試験の基礎知識
正解と解説
正解:評価基準を事前に固めることで、担当者の主観や恣意が入りにくくなり、公平で説明可能な選定ができるため。
解説:提案書を受け取ってから配点を決めると、「気に入ったベンダに有利な基準を後づけする」といった偏りが生じやすくなります。そこで、機能・価格・導入実績・サポート体制などの評価項目とその重みを事前に決め、評価表(採点シート)として用意しておきます。各社の提案を同じものさしで採点することで、結果が客観的になり、なぜそのベンダを選んだのかを社内外に対して根拠をもって説明できます。これは調達の透明性・公平性を保ち、後のトラブルを防ぐうえでも重要です。
覚え方:「ものさしは試合の前に決める」。採点ルールを後出しにしないことが、公平でブレない選定のコツ、と覚えましょう。
他の選択肢はなぜ違う?
- ア評価項目の配点を決めることと、提案書の枚数をそろえることには関係がありません。枚数の統一が目的ではありません。
- ウ提案を読まずに評価できるわけではありません。基準を先に決めても、各提案の内容自体は必ず読み込んで採点する必要があります。
- エ特定の1社を有利にするのはむしろ公平性を損なう不適切な行為で、事前に基準を固める本来の目的と正反対です。
この問題について
IPAのITパスポート試験シラバスとIT基礎知識を参考に、Sikaku Master向けに独自作成した問題です。公式試験問題・過去問題の転載ではありません。
IPAの過去問題の転載ではなく、シラバス・公開情報に基づく独自問題として作成しています。