IT PASSPORT
ITパスポートの問題解説
問題
業務で扱うデータの構造を整理するために、「顧客」や「商品」といった実体(エンティティ)と、それらの間の関連(リレーションシップ)を図で表現する手法はどれですか。
- ア ガントチャート
- イ 状態遷移図
- ウ PERT図(アローダイアグラム)
- エ E-R図
出典:オリジナル問題|参考範囲:IPA ITパスポート試験シラバス(最新版)、情報処理技術者試験の基礎知識
正解と解説
正解:E-R図
解説:E-R図は、業務に登場する「顧客」「商品」「注文」などをエンティティ(実体)として四角で表し、それらの関連を線で結んで描きます。さらに「1人の顧客が複数の注文を行う」のように、関連の多重度(1対多など)も表現でき、データベースを設計する際の土台になります。よく対比される図にDFD(データフロー図)がありますが、DFDが『データがどう流れて処理されるか』に注目するのに対し、E-R図は『データ同士がどう関連づいているか』という静的な構造に注目する点が違います。
覚え方:『E-R=Entity(実体)とRelationship(関連)』。“モノとモノのつながりを描く=データの設計図”と覚え、流れを描くDFDと役割を区別しましょう。
他の選択肢はなぜ違う?
- アガントチャートは、作業の予定や進捗を横棒で時系列に表す進捗管理の図で、データの構造や関連を表すものではありません。
- イ状態遷移図は、ある対象がどのような状態を取り、何をきっかけに次の状態へ移るかを表す図で、エンティティ間の関連を整理する手法とは目的が異なります。
- ウPERT図(アローダイアグラム)は、作業の前後関係や所要日数を矢印で表して日程を計画する図で、データ構造の表現には使いません。
この問題について
IPAのITパスポート試験シラバスとIT基礎知識を参考に、Sikaku Master向けに独自作成した問題です。公式試験問題・過去問題の転載ではありません。
IPAの過去問題の転載ではなく、シラバス・公開情報に基づく独自問題として作成しています。