IT PASSPORT
ITパスポートの問題解説
問題
「氏名を1文字以上50文字以内で入力する」という仕様の入力欄をテストするとき、限界値分析(境界値分析)の考え方で特に重点的に試すべき値はどれですか。
- ア 10文字、20文字、30文字、40文字
- イ 25文字だけ
- ウ 100文字、200文字、300文字
- エ 0文字、1文字、50文字、51文字
出典:オリジナル問題|参考範囲:IPA ITパスポート試験シラバス(最新版)、情報処理技術者試験の基礎知識
正解と解説
正解:0文字、1文字、50文字、51文字
解説:限界値分析(境界値分析)は、不具合が境界付近で起きやすいという経験則に基づくテスト技法です。今回の有効範囲は1~50文字なので、合否が切り替わる境目に注目します。下限側では、無効になる0文字と有効になる1文字、上限側では有効な50文字と無効になる51文字を試すことで、「以上・以下」の判定を≪未満≫と書き間違えるような典型的なミスを効率よく見つけられます。範囲の真ん中ばかり試しても、こうした境目のバグは見逃しがちです。少ない回数で要所を突けるのがこの技法の利点です。
覚え方:境界値は「セーフとアウトの変わり目を挟む」。下限の前後(0/1)と上限の前後(50/51)をペアで押さえる、と覚えましょう。
他の選択肢はなぜ違う?
- ア10~40文字はどれも有効範囲の真ん中の値ばかりで、不具合が出やすい境目を突けていないため、限界値分析としては不十分です。
- イ25文字は範囲の中央付近の1点にすぎず、上限・下限の境目を確認できないので境界値分析になっていません。
- ウ100文字以上はいずれも明らかに範囲外の値ばかりで、合否が切り替わる境目(50と51の付近)を確かめられません。
この問題について
IPAのITパスポート試験シラバスとIT基礎知識を参考に、Sikaku Master向けに独自作成した問題です。公式試験問題・過去問題の転載ではありません。
IPAの過去問題の転載ではなく、シラバス・公開情報に基づく独自問題として作成しています。