IT PASSPORT
ITパスポートの問題解説
問題
金融商品取引法などで重視される内部統制では、達成すべき目的が整理されている。次のうち、内部統制が直接の目的として一般に掲げているものとして適切でないものはどれか。
- ア 業務の有効性および効率性
- イ 競合他社に対する売上シェアの拡大
- ウ 財務報告の信頼性
- エ 事業活動に関わる法令等の遵守
出典:オリジナル問題|参考範囲:IPA ITパスポート試験シラバス(最新版)、情報処理技術者試験の基礎知識
正解と解説
正解:競合他社に対する売上シェアの拡大
解説:一般に内部統制の目的は四つに整理されます。すなわち(1)業務の有効性および効率性、(2)財務報告の信頼性、(3)事業活動に関わる法令等の遵守(コンプライアンス)、(4)資産の保全です。いずれも「業務を正しく・効率よく・適法に回し、財務情報と資産を守る」ための内向きの統制であり、売上シェア拡大のような競争上の成果そのものは含まれません。シェア拡大は経営戦略やマーケティングが担うテーマで、内部統制はそれを支える土台にあたります。目的を取り違えると、内部統制を単なる売上向上の手段と誤解してしまうので注意が必要です。
覚え方:四つの目的は「効率・財務・法令・資産」と頭の中で並べておきましょう。これらに当てはまらない、攻めの成果(売上やシェア)が混ざっていたら、それが仲間外れだと見抜けます。
他の選択肢はなぜ違う?
- ア業務の有効性・効率性は内部統制の目的の一つで、ムダなく目的どおりに業務を遂行することを指します。適切な目的なので、選ぶべき誤りではありません。
- ウ財務報告の信頼性は内部統制の代表的な目的で、決算や開示の正確さを確保することを指します。適切な目的なので、選ぶべき誤りではありません。
- エ法令等の遵守(コンプライアンス)は内部統制の目的に含まれます。適切な目的なので、選ぶべき誤りではありません。
この問題について
IPAのITパスポート試験シラバスとIT基礎知識を参考に、Sikaku Master向けに独自作成した問題です。公式試験問題・過去問題の転載ではありません。
IPAの過去問題の転載ではなく、シラバス・公開情報に基づく独自問題として作成しています。