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IT PASSPORT

ITパスポートの問題解説

マネジメント系 標準 itpassport_mng_027

問題

A社では、商品の受注を担当する社員が、その受注に対する代金の入金確認や売掛金の消し込みまで一人で行えるようになっている。この状態は内部統制の観点で特に問題があると指摘された。最も適切な改善策はどれか。

  1. 受注担当者が処理した件数を増やせるよう、入力作業を効率化するシステムを導入する
  2. 受注業務と入金確認・消し込み業務を別々の担当者に分け、互いに牽制が働くようにする
  3. 受注担当者の業務を録画し、後から経営者がすべて見直せるようにする
  4. 受注担当者に守秘義務契約を結ばせ、情報漏えいを防止する
出典:オリジナル問題|参考範囲:IPA ITパスポート試験シラバス(最新版)、情報処理技術者試験の基礎知識

正解と解説

正解:受注業務と入金確認・消し込み業務を別々の担当者に分け、互いに牽制が働くようにする

解説:一人の担当者が取引の開始から代金回収の記録までを完結できると、たとえば架空の値引きで売掛金を消したり、入金を着服して帳簿を操作したりといった不正が発覚しにくくなります。これを防ぐ内部統制の基本が職務分掌(職務の分離)で、受注と入金確認・消し込みを異なる人が担い、互いにチェックし合うことで誤りや不正を予防します。設問の状況はまさに分掌が欠けている例なので、業務を分けて相互牽制を効かせるのが正攻法です。入力の効率化や守秘義務契約、業務の録画では、一人が全工程を担える構造そのものは変わりません。

覚え方:「一人で最初から最後まで完結できる=危険」と覚えましょう。職務分掌は『不正の機会を作らせない』予防的な統制だと押さえると、効率化や契約といった的外れな対策を排除できます。

他の選択肢はなぜ違う?

  • 入力作業を効率化して処理件数を増やしても、一人が受注から入金消し込みまで担える構造は変わらず、不正やミスを牽制する仕組みにはなりません。
  • 受注担当者の業務を録画して事後に映像を見直す方法は現実的でなく、リアルタイムの牽制にもならないため、職務分掌による予防的統制の代替にはなりません。
  • 守秘義務契約は情報漏えい対策であって、一人で全工程を完結できることによる不正リスクへの対処ではありません。

この問題について

出典:オリジナル問題|参考範囲:IPA ITパスポート試験シラバス(最新版)、情報処理技術者試験の基礎知識

IPAのITパスポート試験シラバスとIT基礎知識を参考に、Sikaku Master向けに独自作成した問題です。公式試験問題・過去問題の転載ではありません。

IPAの過去問題の転載ではなく、シラバス・公開情報に基づく独自問題として作成しています。

確認状況: 独自作成問題として編集確認済み。公開後も誤り報告を受け付けています。

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