IT PASSPORT
ITパスポートの問題解説
問題
あるシステムでは毎週日曜にフルバックアップを取得し、月曜から土曜は前日からの変更分だけを記録する「増分バックアップ」を行っている。木曜の夜に障害が発生し、最新の状態へ復旧したい。復元に必要なバックアップの組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
- ア 日曜のフルバックアップと、木曜の増分バックアップだけ
- イ 木曜の増分バックアップだけ
- ウ 日曜のフルバックアップだけ
- エ 日曜のフルバックアップと、月・火・水・木の増分バックアップすべて
出典:オリジナル問題|参考範囲:IPA ITパスポート試験シラバス(最新版)、情報処理技術者試験の基礎知識
正解と解説
正解:日曜のフルバックアップと、月・火・水・木の増分バックアップすべて
解説:増分バックアップは「前回のバックアップ(種類を問わず直近のもの)からの変更分」だけを記録します。そのため毎回のバックアップ量は小さく取得は速い反面、復元時には土台のフルバックアップに加えて、その後の増分を取得順に全部適用しなければ最新状態に戻せません。よく対比される差分バックアップは「前回のフルバックアップからの変更分」を毎回まとめて記録するため、復元は『フル+直近の差分1つ』で済みますが、日が進むほど1回の取得量は増えていきます。取得の軽さ(増分)と復元の手軽さ(差分)はトレードオフの関係にあります。
覚え方:増分は「前日との差だけ→復元は全部つなげる(フル+増分すべて)」、差分は「フルとの差→復元はフル+最新の1つ」。増分は鎖をすべてつなぐ、差分は最後の1枚だけ、とイメージしましょう。
他の選択肢はなぜ違う?
- ア「フル+直近の1つだけ」で復元できるのは差分バックアップの場合です。増分バックアップでは途中の日も必要なため、これでは火・水の変更が欠けてしまいます。
- イ増分バックアップは前日からの変更分しか含まないため、それ単独では元の全データを復元できません。土台となるフルバックアップが必須です。
- ウフルバックアップだけでは日曜時点の状態にしか戻せず、月曜以降の変更が反映されません。最新状態への復旧には増分も必要です。
この問題について
IPAのITパスポート試験シラバスとIT基礎知識を参考に、Sikaku Master向けに独自作成した問題です。公式試験問題・過去問題の転載ではありません。
IPAの過去問題の転載ではなく、シラバス・公開情報に基づく独自問題として作成しています。