IT PASSPORT
ITパスポートの問題解説
問題
ある社内システムの故障対応に関する記録を集計したところ、平均故障間隔(MTBF)が475時間、平均修理時間(MTTR)が25時間であった。このシステムの稼働率はおよそいくらか。
- ア 約95%
- イ 約99%
- ウ 約75%
- エ 約5%
出典:オリジナル問題|参考範囲:IPA ITパスポート試験シラバス(最新版)、情報処理技術者試験の基礎知識
正解と解説
正解:約95%
解説:稼働率は「正常に動いていた時間の割合」で、MTBF÷(MTBF+MTTR)で求められます。MTBF(平均故障間隔)は故障せず動き続けた平均時間、MTTR(平均修理時間)は故障してから復旧するまでの平均時間です。この問題では、動いていた時間が475時間、止まって直していた時間が25時間なので、1サイクルの合計は475+25=500時間です。稼働率は475÷500=0.95、つまり約95%となります。サービスマネジメントでは、この稼働率がSLAの目標を満たしているかを見て、満たさなければ故障を減らす(MTBFを延ばす)か、復旧を速める(MTTRを縮める)かで改善します。
覚え方:稼働率は「動いた時間÷(動いた時間+直していた時間)」です。分母にMTBFとMTTRの両方を足すのを忘れないこと、そして残りの5%は“止まっていた割合(MTTR側)”と対応づけて押さえましょう。
他の選択肢はなぜ違う?
- イ約99%は稼働率が極めて高い場合の値で、MTTRが全体に占める割合が1%程度のときに相当します。今回の25÷500=5%という停止割合とは合いません。
- ウ約75%は計算根拠が見当たらない値です。稼働率は475÷(475+25)で求められ、75%にはなりません。
- エ約5%は稼働率ではなく、停止していた割合(MTTR÷合計時間=25÷500)にあたります。稼働率は逆に「動いていた割合」なので約95%です。
この問題について
IPAのITパスポート試験シラバスとIT基礎知識を参考に、Sikaku Master向けに独自作成した問題です。公式試験問題・過去問題の転載ではありません。
IPAの過去問題の転載ではなく、シラバス・公開情報に基づく独自問題として作成しています。