IT PASSPORT
ITパスポートの問題解説
問題
ある日用品メーカーのマーケティング担当者が、新商品の戦略を立てるにあたり、まず市場の顧客ニーズや市場規模を調べ、次に競合他社の強み・弱みや価格帯を分析し、最後にそれらと自社の経営資源を照らし合わせて、自社が勝てる領域を見いだそうとしている。この担当者が三つの視点で市場環境を整理するために用いている分析フレームワークとして、最も適切なものはどれか。
- ア 3C分析
- イ ファイブフォース分析
- ウ PEST分析
- エ 4C分析
出典:オリジナル問題|参考範囲:IPA ITパスポート試験シラバス(最新版)、情報処理技術者試験の基礎知識
正解と解説
正解:3C分析
解説:3C分析は、市場・顧客のニーズや規模、競合の強み・弱み、そして自社の経営資源という三つの視点から環境を把握し、自社が勝てる領域や成功要因(KSF)を見いだすための手法です。本問の担当者は、顧客→競合→自社の順に分析し勝てる領域を探しており、まさに3C分析の進め方にあたります。ファイブフォース分析は五つの競争要因で業界構造をみる手法、PEST分析は政治・経済・社会・技術のマクロ環境をみる手法、4C分析は買い手視点の四要素で施策を考える手法であり、いずれも視点の数や対象が異なります。
覚え方:3Cは「顧客・競合・自社」の頭文字がすべてCで“市場を見る三者”と押さえましょう。Cが五つ並ぶわけではないファイブフォース、外部環境のPEST、買い手視点で四つの4Cと区別すると混同しません。
他の選択肢はなぜ違う?
- イファイブフォース分析は、新規参入の脅威・代替品の脅威・買い手の交渉力・売り手の交渉力・既存企業間の敵対関係という五つの競争要因から業界の収益性を分析する手法です。顧客・競合・自社の三視点で市場を整理する本問の取組みとは要素が異なるため誤りです。
- ウPEST分析は、政治・経済・社会・技術という四つのマクロ環境の観点から事業を取り巻く外部要因を整理する手法です。顧客・競合・自社という三つの視点で環境を把握する本問とは枠組みが異なるため誤りです。
- エ4C分析は、顧客価値・顧客コスト・利便性・コミュニケーションという買い手視点の四要素で施策を検討する考え方です。Customerを含む点は紛らわしいですが四要素であり、顧客・競合・自社の三視点とは別物であるため誤りです。
この問題について
IPAのITパスポート試験シラバスとIT基礎知識を参考に、Sikaku Master向けに独自作成した問題です。公式試験問題・過去問題の転載ではありません。
IPAの過去問題の転載ではなく、シラバス・公開情報に基づく独自問題として作成しています。