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IT PASSPORT

ITパスポートの問題解説

ストラテジ系 標準 itpassport_str_071

問題

ある食品メーカーが新しい健康飲料を開発するにあたり、開発スピードを上げるため自社の研究所だけに頼らない方針を採った。具体的には、大学の研究室と共同研究を行い、ベンチャー企業がもつ発酵技術をライセンスとして導入し、さらに自社が保有しながら長年使っていなかった特許を他社へ有償で開放した。このように、外部の知識や技術を社内に取り込むと同時に、自社の技術やアイデアも社外へ提供し、組織の壁を越えて知識を双方向に流通させながら新たな価値創出を目指す経営の考え方として、最も適切なものはどれか。

  1. 産学連携
  2. オープンイノベーション
  3. アライアンス(戦略的提携)
  4. デファクトスタンダード戦略
出典:オリジナル問題|参考範囲:IPA ITパスポート試験シラバス(最新版)、情報処理技術者試験の基礎知識

正解と解説

正解:オープンイノベーション

解説:オープンイノベーションは、開発スピードを上げたり自社にない技術を補ったりするため、大学・他社・スタートアップなど社外の資源を積極的に活用し、同時に自社の技術や特許を外部へ開放する点に特徴があります。本問の、大学との共同研究、ベンチャーからの技術導入、自社特許の他社開放は、いずれも知識を組織の内外で出し入れする典型例です。産学連携やアライアンスは取組みの一部分は当てはまりますが、双方向の知識流通という全体像を指す語ではありません。デファクトスタンダード戦略は自社仕様を市場標準にする戦略で目的が異なります。

覚え方:「オープン=内と外で知識を開いて双方向にやり取り」と捉えましょう。産学連携やアライアンスは一部の手段、デファクトスタンダードは標準化の戦略、と役割で区別すると混同しません。

他の選択肢はなぜ違う?

  • 産学連携は企業と大学・研究機関が共同で研究開発を進める取組みを指し、本問の大学との共同研究はその一例にあたります。しかし、ベンチャーからの技術導入や自社特許の他社開放までを含む、知識を双方向に出し入れする全体の考え方を表す用語ではないため誤りです。
  • アライアンス(戦略的提携)は複数企業が資本や業務の面で協力関係を結ぶことを指し、技術提携もその一形態です。本問の一部は当てはまりますが、自社技術の外部開放まで含めて社内外で知識を循環させる考え方全体を指す語ではないため誤りです。
  • デファクトスタンダード戦略は、自社の製品や仕様を市場で広く普及させ事実上の標準として地位を確立する戦略です。外部の知識を取り込み自社技術も開放するという、本問の知識流通の考え方とは目的が異なるため誤りです。

この問題について

出典:オリジナル問題|参考範囲:IPA ITパスポート試験シラバス(最新版)、情報処理技術者試験の基礎知識

IPAのITパスポート試験シラバスとIT基礎知識を参考に、Sikaku Master向けに独自作成した問題です。公式試験問題・過去問題の転載ではありません。

IPAの過去問題の転載ではなく、シラバス・公開情報に基づく独自問題として作成しています。

確認状況: 独自作成問題として編集確認済み。公開後も誤り報告を受け付けています。

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