IT PASSPORT
ITパスポートの問題解説
問題
製品を製造するためにかかった製造原価は、伝統的に三つの要素に分類される。その三要素の組合せとして適切なものはどれか。
- ア 固定費・変動費・準変動費
- イ 売上原価・販売費・一般管理費
- ウ 材料費・労務費・経費
- エ 直接費・間接費・共通費
出典:オリジナル問題|参考範囲:IPA ITパスポート試験シラバス(最新版)、情報処理技術者試験の基礎知識
正解と解説
正解:材料費・労務費・経費
解説:材料費は製品の素材や部品の費用、労務費は製造に従事する人の賃金など、経費は材料費と労務費以外にかかる費用(工場の電気代・減価償却費・外注費など)を指します。これらを合計したものが製造原価です。製造原価は別の切り口でも分けられ、特定の製品にいくらかかったかを直接たどれる直接費と、複数製品に共通してかかり配分が必要な間接費に分ける見方もあります。さらに、生産量に応じて変わるかどうかで固定費・変動費に分ける見方もあり、それぞれ目的が異なります。三要素は「費目(何に使ったか)」による分類だと理解しておくと整理しやすくなります。
覚え方:製造原価の三要素は「ザイ(材料費)・ロウ(労務費)・ケイ(経費)」と語呂で覚えましょう。固定費・変動費は『量で変わるか』、直接費・間接費は『製品にひも付くか』という、まったく別の物差しだと区別します。
他の選択肢はなぜ違う?
- ア固定費・変動費は、操業度(生産量)の増減に応じて費用が変化するかどうかという別の観点による分類で、損益分岐点分析などに使います。製造原価を構成する三要素の分類ではありません。
- イ売上原価・販売費・一般管理費は損益計算書上の費用区分であり、製品を作るためにかかった原価そのものを材料・労働・その他に分けた三要素ではありません。
- エ直接費・間接費は、特定の製品にかかった額を直接ひも付けられるかどうかという、製造原価を別の切り口で分けた分類です。三要素そのものではなく、各要素をさらに直接・間接に細分する区分です。
この問題について
IPAのITパスポート試験シラバスとIT基礎知識を参考に、Sikaku Master向けに独自作成した問題です。公式試験問題・過去問題の転載ではありません。
IPAの過去問題の転載ではなく、シラバス・公開情報に基づく独自問題として作成しています。