IT PASSPORT
ITパスポートの問題解説
問題
一人の社員が「製品Aの事業責任者」と「製造部門の管理者」という二人の上司から指示を受ける形になり、機能の軸と事業(製品)の軸を格子状に組み合わせて編成する組織形態はどれか。
- ア 職能別組織
- イ マトリックス組織
- ウ 事業部制組織
- エ カンパニー制組織
出典:オリジナル問題|参考範囲:IPA ITパスポート試験シラバス(最新版)、情報処理技術者試験の基礎知識
正解と解説
正解:マトリックス組織
解説:マトリックス組織は、専門性を高めやすい職能別組織の長所と、市場対応の速い事業部制の長所を同時に得ようとする狙いで生まれました。技術ノウハウを機能部門で蓄積しつつ、製品ごとの責任も明確にできる利点がある一方、一人の社員が複数の上司をもつため、指示が食い違うと混乱しやすく、責任の所在があいまいになりやすい欠点があります。これに対し職能別組織や事業部制は原則として指揮系統が一本である点が大きく異なります。
覚え方:「マトリックス=格子=二人の上司」と結びつけましょう。指揮系統が一本なら職能別か事業部制、縦横に交差して二重指揮になるならマトリックスと判断できます。
他の選択肢はなぜ違う?
- ア職能別組織は営業・製造・経理のように仕事の種類ごとに部門を分ける単一の指揮系統の組織で、一人が二人の上司をもつ格子状の構造ではありません。
- ウ事業部制組織は製品や地域などの事業単位ごとに権限と利益責任をもたせる形態で、指揮系統は基本的に一本であり、機能と事業を交差させて二重指揮にするものではありません。
- エカンパニー制組織は事業部制をさらに進め、社内分社(カンパニー)に独立採算と大きな権限をもたせる形態であり、二つの軸を格子状に組み合わせる二重指揮の組織ではありません。
この問題について
IPAのITパスポート試験シラバスとIT基礎知識を参考に、Sikaku Master向けに独自作成した問題です。公式試験問題・過去問題の転載ではありません。
IPAの過去問題の転載ではなく、シラバス・公開情報に基づく独自問題として作成しています。