IT PASSPORT
ITパスポートの問題解説
問題
自動車のブレーキ制御や工場のロボットのように、入力された事象に対して定められた制限時間内に必ず処理を完了することが強く求められる用途に最も適したOSはどれか。
- ア 汎用OS(タイムシェアリング方式)
- イ マルチタスクOS
- ウ 組込みLinux
- エ リアルタイムOS
出典:オリジナル問題|参考範囲:IPA ITパスポート試験シラバス(最新版)、情報処理技術者試験の基礎知識
正解と解説
正解:リアルタイムOS
解説:自動車のブレーキや工場のロボットなどでは、処理が一瞬でも遅れると重大な事故になりかねません。リアルタイムOSは、決められた時間(期限)までに必ず処理を終える「応答時間の保証」を最優先に設計されています。誤答の汎用OS(タイムシェアリング方式)は多数の利用者やタスクに処理時間を細かく割り振って公平に動かすことを狙ったもので、個々の処理が期限内に終わる保証はしません。マルチタスクOSは複数の処理を見かけ上同時に実行する仕組みで、これも時間保証が目的ではありません。組込みLinuxは組込み機器で広く使われますが、標準では厳密な時間保証を持たない汎用寄りのOSです。
覚え方:「制限時間厳守=リアルタイム」と結びつけます。公平な時間配分は汎用OS、見かけ上の同時実行はマルチタスク、と保証の有無で区別しましょう。
他の選択肢はなぜ違う?
- ア汎用OS(タイムシェアリング方式)は多数の利用者やタスクに処理時間を細かく割り振って公平に処理することを狙うもので、個々の処理が期限内に終わることまでは保証しません。
- イマルチタスクOSは複数の処理を見かけ上同時に実行する仕組みであり、処理の同時並行が目的で、定められた制限時間内の完了を保証するものではありません。
- ウ組込みLinuxは組込み機器で広く使われますが、標準では厳密な時間保証を持たない汎用寄りのOSであり、制限時間の厳守が必須の用途には別途リアルタイム機能の付加が必要です。
この問題について
IPAのITパスポート試験シラバスとIT基礎知識を参考に、Sikaku Master向けに独自作成した問題です。公式試験問題・過去問題の転載ではありません。
IPAの過去問題の転載ではなく、シラバス・公開情報に基づく独自問題として作成しています。