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宅地建物取引士

宅建士の勉強順:なぜ宅建業法から始めるのか

配点4割の得点源を、最初に固める

宅地建物取引士・初学者向け・約7分・更新 2026-06-13

宅地建物取引士の記事

宅建は「順番」で差がつく試験

宅地建物取引士(宅建士)試験は、50問・四肢択一・120分。出題範囲は宅建業法・権利関係(民法など)・法令上の制限・税その他・免除対象の5分野にまたがります。範囲が広いので、やみくもに前から手をつけると、配点の小さい分野に時間を使い、配点の大きい分野が手薄なまま本番を迎えがちです。

そこで効いてくるのが「どの分野から固めるか」という順番です。結論から言うと、まず宅建業法から固めるのが王道です。理由は配点を見れば一目でわかります。

分野別の問数と配点

分野問数配点の割合性質
宅建業法20問約4割暗記中心・得点源
権利関係(民法など)14問約3割理解中心・差がつく
法令上の制限8問約2割暗記中心・数字勝負
税・その他3問約1割弱範囲限定・狙い撃ち
免除対象(住宅金融支援機構・景品表示法・統計・土地・建物)5問1割暗記中心・固めやすい

合格点は相対評価で年により変動し、おおむね50点満点中33〜38点あたりが目安です。つまり7割前後をどう作るかの勝負で、配点4割の宅建業法を落とすと一気に苦しくなります。

宅建業法から始める3つの理由

  • 配点が最大だから。20問は全体の4割。ここで高得点を取れると合格がぐっと近づきます。
  • 暗記中心で、やった分だけ伸びるから。免許・取引士・35条/37条書面・8種制限・報酬・営業保証金など、ルールを正確に覚えれば安定して得点できます。権利関係のように「読解力」で揺れにくいのが強みです。
  • 満点が現実的だから。業法は過去の頻出論点がはっきりしていて、20問中18問以上を狙える分野です。最初にここを得点源にしておくと、難しい権利関係で取りこぼしても耐えられます。

おすすめの周回順

初学者の場合、次の順番で一周すると挫折しにくくなります。

  • 1. 宅建業法:最優先。条文の趣旨ごと、書面・期間・金額を正確に。
  • 2. 法令上の制限:都市計画法・建築基準法の数字を表で整理。暗記でカバーできます。
  • 3. 税・その他:出る論点が限られるので、不動産取得税・固定資産税・印紙税・登録免許税・地価公示・鑑定評価を狙い撃ち。
  • 4. 権利関係:範囲が広いので、頻出の意思表示・代理・物権変動・抵当権・賃貸借・相続を優先し、深入りしすぎない。
  • 5. 免除対象:直前期に固める。住宅金融支援機構と土地・建物は暗記でほぼ取れます。

権利関係を最後寄りにするのは、「満点を狙う分野」ではなく「基礎を確実に取って取りこぼさない分野」だからです。民法は範囲が広く、難問も混ざるため、ここに時間を吸われすぎないことが大切です。

つまずきポイント

業法は「似た数字・似た書面」の取り違えで失点します。35条書面(重要事項説明書)と37条書面(契約書面)の記載事項、専任・専属専任媒介の有効期間(3か月)や報告頻度(2週間/1週間)、手付の上限(代金の2割)などは、表にして横並びで覚えると混乱しません。

まずは宅建士のトップページで全体像を確認し、初学者ガイドで学習の進め方を決めてから、問題演習で分野別に固めていきましょう。用語でつまずいたら宅建用語集でその場で確認できます。本番の時間の使い方は50問・120分の時間配分の記事も参考にしてください。

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