50問・120分は「1問2.4分」
宅建士の本試験は50問・四肢択一・120分。単純計算で1問あたり2.4分です。マークと見直しの時間を考えると、実際の1問あたりの目安は2分前後。難問にはまって5分も10分も使うと、得点源の易しい問題を解く時間がなくなります。「粘る問題」と「捨てる問題」を本番で切り分けられるかが、合否を分けます。
解く順番:得点源から、軽いものから
前から順番に解く必要はありません。おすすめは次の2パターンです。
- 得点源優先型:配点4割の宅建業法(問26〜45)から先に解く。調子に乗ってきたところで他分野へ。安定して点を稼ぎたい人向け。
- 軽いもの先取り型:免除対象(問46〜50)の統計・土地・建物など、短時間で解ける問題を先に回収し、頭が元気なうちに権利関係の長文へ。時間切れの取りこぼしを防ぎたい人向け。
いずれにせよ、範囲が広く長文になりがちな権利関係(問1〜14)を最初に正面から解かないのがコツです。最初に時間を吸われると、後半の業法で焦ります。
時間配分の目安
| 分野 | 問数 | 目安時間 | 方針 |
|---|---|---|---|
| 宅建業法 | 20問 | 35〜40分 | 得点源。テンポよく確実に |
| 権利関係 | 14問 | 30〜35分 | 頻出を確実に、難問は深追いしない |
| 法令上の制限 | 8問 | 15分 | 数字を思い出せれば即答 |
| 税・その他 | 3問 | 5分 | 知っていれば一瞬 |
| 免除対象 | 5問 | 10分 | 統計・土地・建物は手堅く |
| 見直し・マーク確認 | — | 15分前後 | 必ず残す |
深追いしない判断
1分考えて方針が立たない問題は、いったん仮の答えをマークして印を付け、先へ進みます。四肢択一なので、明らかな誤りを2つ消せれば正答率は上がります。「全部読まないと選べない」と感じる長文の個別事例問題(権利関係に多い)は、後回しが安全です。
マークのずれ対策
問題を飛ばして解くと、マークシートが1問ずつずれる事故が起きます。飛ばした問題には問題用紙に大きく印を付け、5問または10問ごとに「問題番号とマーク番号が一致しているか」を確認しましょう。終了間際にずれが発覚すると致命傷です。
本番と同じ50問・120分の感覚は、宅建士の模擬試験で繰り返し練習できます。分野ごとの優先順位は宅建業法から始める勉強順の記事で、用語の確認は宅建用語集でどうぞ。