IT PASSPORT
ITパスポートの問題解説
問題
複数の利用者が同じデータベースを同時に更新しようとすると、データの矛盾が起こるおそれがある。これを防ぐため、ある利用者が更新中のデータに鍵をかけ、他の利用者が同時に書き換えられないようにする仕組みを何と呼ぶか。
- ア 正規化
- イ ロールバック
- ウ 排他制御(ロック)
- エ バックアップ
出典:オリジナル問題|参考範囲:IPA ITパスポート試験シラバス(最新版)、情報処理技術者試験の基礎知識
正解と解説
正解:排他制御(ロック)
解説:多数の人が同じデータへ同時に書き込むと、片方の更新がもう片方に上書きされて消えるなどの矛盾が生じます。これを避けるため、データベースは更新対象に一時的なロック(鍵)をかけ、その間は他の利用者の更新を待たせます。これが排他制御です。ただしロックを使うと、互いに相手のロック解除を待ち続けて処理が進まなくなるデッドロックが起こることもあるため、設計上の注意が必要です。ロールバックは「失敗時に元へ戻す」回復処理であり、同時実行を整える排他制御とは役割が別である点を区別しましょう。
覚え方:排他制御=同時更新に鍵をかけて順番待ちさせる、ロールバック=失敗をなかったことにして戻す、と「予防」と「事後回復」で役割を分けて覚えると混同しません。
他の選択肢はなぜ違う?
- ア正規化はデータの重複や更新の不整合を減らすために表を設計し直す作業で、同時更新を制御する仕組みではありません。
- イロールバックは、トランザクションが失敗したときに処理前の状態へ戻す回復処理で、同時アクセスそのものを抑える仕組みではありません。
- エバックアップは障害に備えてデータの複製を保存することで、同時更新による矛盾を防ぐ仕組みとは目的が異なります。
この問題について
IPAのITパスポート試験シラバスとIT基礎知識を参考に、Sikaku Master向けに独自作成した問題です。公式試験問題・過去問題の転載ではありません。
IPAの過去問題の転載ではなく、シラバス・公開情報に基づく独自問題として作成しています。