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BOKI LEVEL 3

日商簿記3級の問題解説

第3問 決算総合 難しい boki3_v84_full_d006

問題

第3問・本試験形式演習。次の決算整理前残高試算表および決算整理事項にもとづいて、下表の空欄を埋めなさい。当期はX8年4月1日からX9年3月31日までの1年間である。なお、消費税の処理は売上取引・仕入取引についてのみ行うものとする。

(1)決算整理前残高試算表

借方勘定科目貸方
250,000現金
2,401,400普通預金
1,850,000売掛金
495,000仮払消費税
190,000仮払法人税等
390,000繰越商品
1,650,000備品
285,000差入保証金
貸倒引当金8,500
備品減価償却累計額240,000
買掛金576,000
仮受金160,000
仮受消費税980,000
借入金1,700,000
資本金1,750,000
繰越利益剰余金909,000
売上9,750,000
4,900,000仕入
1,725,000給料
1,765,000支払家賃
96,000支払保険料
52,600旅費交通費
23,500支払利息
16,073,500合計16,073,500

(2)決算整理事項等

  1. 現金実査額は 248,200円であった。帳簿残高との差額のうち 850円は通信費の記帳漏れであり、残額は原因不明のため雑損として処理する。
  2. 売掛金のうち 13,000円が貸倒れた。貸倒引当金を取り崩し、不足額がある場合は貸倒損失で処理する。
  3. 売掛金の期末残高に対して2%の貸倒引当金を差額補充法で設定する。
  4. 期末商品棚卸高は 435,000円である。売上原価は仕入勘定で計算する。
  5. 備品はすべて期首から使用しており、残存価額ゼロ、耐用年数5年の定額法により間接法で減価償却を行う。
  6. 支払保険料は当期の7月1日に向こう1年分を支払ったものであり、未経過分を繰り延べる。
  7. 借入金は当期1月1日に借り入れた1年物で、年利率1.5%、利息は元本返済時に1年分を支払う契約である。当期に属する利息を月割で見越し計上する。
  8. 仮受金は全額、商品の注文を受けた際の手付金であることが判明したため、前受金へ振り替える。
  9. 消費税は税抜方式で処理し、仮払消費税と仮受消費税の差額を未払消費税とする。
  10. 法人税、住民税及び事業税は 350,000円と算定されたため、仮払法人税等との差額を未払計上する。

問1 決算整理後残高試算表の空欄を完成させなさい。問2 当期純利益の金額を答えなさい。

出典:オリジナル問題|参考:簿記3級第3問・決算整理後残高試算表/財務諸表作成形式

正解と解説

正解:cash: 248200、deposit: 2401400、ar: 1837000、allowance: 36740、inventory: 435000、equipment: 1650000、accdep: 570000、prepaid_insurance: 24000、guarantee: 285000、ap: 576000、advance: 160000、tax_payable: 485000、notes: 1700000、accrued_interest: 6375、corp_tax_payable: 160000、capital: 1750000、retained: 909000、sales: 9750000、cogs: 4855000、salaries: 1725000、rent: 1765000、insurance_exp: 72000、travel: 52600、interest_exp: 29875、communication: 850、misc_loss: 950、bad_debt_loss: 4500、bad_exp: 36740、dep_exp: 330000、corp_tax: 350000、profit: 527485、debit_total: 16103115、credit_total: 16103115

本問は決算整理後残高試算表を作る総合問題です。大きな表ですが、現金過不足、貸倒、売上原価、減価償却、経過勘定、税金、法人税等の順に処理すると、空欄のつながりを崩しにくくなります。

  1. 現金と預金:現金は実査・通信費・雑損の処理後に 248,200円、普通預金は未処理取引などを反映して 2,401,400円 になります。
  2. 売掛金と貸倒:貸倒処理後の売掛金は 1,837,000円、期末に必要な貸倒引当金は 36,740円 です。貸倒処理で不足した部分は貸倒損失 4,500円、期末設定分は貸倒引当金繰入 36,740円 としてPL側に出ます。
  3. 商品と売上原価:期末商品は 435,000円、売上原価は 4,855,000円 です。仕入勘定だけを見るのではなく、期首商品と期末商品を加減してPL金額を作ります。
  4. 固定資産:備品は取得原価 1,650,000円 のまま残し、減価償却費 330,000円 を計上します。減価償却累計額は 570,000円 となるので、間接法の表示を意識します。
  5. 経過勘定:前払保険料は 24,000円、未払利息は 6,375円 です。支払保険料は当期分 72,000円、支払利息は 29,875円 に直します。
  6. 税金と損益:未払消費税は 485,000円、法人税等は 350,000円、未払法人税等は 160,000円 です。最終的な当期純利益は 527,485円 で、借方合計・貸方合計はいずれも 16,103,115円 になります。

確認のコツ:このタイプは、ひとつの整理事項がBSとPLの両方に出ます。たとえば貸倒引当金はBSの評価勘定、貸倒引当金繰入はPLの費用です。表の空欄を埋める前に、仕訳の借方・貸方がどちらの表へ行くかを印で分けるとミスを減らせます。

この問題について

出典:オリジナル問題|参考:簿記3級第3問・決算整理後残高試算表/財務諸表作成形式

第3問の決算総合問題、決算整理後残高試算表・財務諸表作成・精算表の空欄補充という公開サンプル形式を参考にした独自作成問題です。公式問題やサンプル問題の文章・数値は使用していません。

公式試験問題、過去問題、公式サンプル問題、市販教材の問題文を転載・改題したものではありません。

参考範囲: 2026年度現行範囲(2019年改定後・2022年度以降適用区分)参考

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