IT PASSPORT
ITパスポートの問題解説
問題
OSI基本参照モデルの第3層であるネットワーク層が担う役割として、最も適切なものはどれか。
- ア 電気信号やコネクタ形状など、物理的な接続条件を規定する。
- イ 異なるネットワークをまたいで、宛先までの経路選択(ルーティング)を行う。
- ウ 隣接する機器間で、誤りのないフレーム単位の伝送を保証する。
- エ Webやメールなど、利用者が使うアプリケーション固有の通信規約を提供する。
出典:オリジナル問題|参考範囲:IPA ITパスポート試験シラバス(最新版)、情報処理技術者試験の基礎知識
正解と解説
正解:異なるネットワークをまたいで、宛先までの経路選択(ルーティング)を行う。
解説:OSI基本参照モデルは通信機能を7階層に分けた考え方です。下から物理層・データリンク層・ネットワーク層…と積み上がり、第3層のネットワーク層ではIPアドレスを手がかりにパケットを別のネットワークへ中継します。たとえば自宅のLANから遠くのWebサーバへデータを届けるとき、途中のルータがネットワーク層の働きで最適な経路を選びます。データリンク層が「隣の機器まで」を担うのに対し、ネットワーク層は「目的地まで」を担うと整理すると区別しやすくなります。
覚え方:第3層=ルーティング=ルータ=IPアドレス、とセットで結びつけましょう。「ネットワークをまたぐのは3層」と覚えると物理層・データリンク層と混同しにくくなります。
他の選択肢はなぜ違う?
- ア電気信号やコネクタ形状を規定するのは最下層の第1層(物理層)であり、ネットワーク層ではありません。
- ウ隣接機器間のフレーム伝送と誤り検出を担うのは第2層(データリンク層)で、ネットワーク層の上下を取り違えています。
- エWebやメール固有の規約は最上層の第7層(アプリケーション層)が扱うもので、ネットワーク層の役目ではありません。
この問題について
IPAのITパスポート試験シラバスとIT基礎知識を参考に、Sikaku Master向けに独自作成した問題です。公式試験問題・過去問題の転載ではありません。
IPAの過去問題の転載ではなく、シラバス・公開情報に基づく独自問題として作成しています。