IT PASSPORT
ITパスポートの問題解説
問題
クライアントサーバシステムに関する説明として、最も適切なものはどれか。
- ア 1台の大型コンピュータにすべての処理を集中させ、利用者は端末から操作するシステムである。
- イ 参加するすべてのコンピュータが対等な立場でファイルなどを共有し合うシステムである。
- ウ 処理を要求するクライアントと、サービスを提供するサーバに役割を分担して連携するシステムである。
- エ インターネット上の不特定多数の端末で計算を分担させ、巨大な処理を行うシステムである。
出典:オリジナル問題|参考範囲:IPA ITパスポート試験シラバス(最新版)、情報処理技術者試験の基礎知識
正解と解説
正解:処理を要求するクライアントと、サービスを提供するサーバに役割を分担して連携するシステムである。
解説:たとえばWebブラウザ(クライアント)がWebサーバにページを要求し、サーバが応答を返す関係が代表例です。ほかにもメール送受信やファイル共有、データベース参照など、身のまわりの多くのサービスがこの形をとっています。役割を分けることで、データや負荷をサーバ側に集約して一元管理でき、端末側は表示や操作に専念できます。これに対し、すべてを1台に集める方式は集中処理(メインフレームと端末)、対等な端末同士で直接やり取りする方式はピアツーピア(P2P)、不特定多数の余剰能力を束ねる方式はグリッドコンピューティングと呼ばれ、考え方が異なります。役割の上下があるかどうかで見分けるのがコツです。
覚え方:「頼む人(クライアント)と、応える人(サーバ)」とセットで覚えましょう。役割の差がない対等な関係はP2P、1台にすべて集めるのは集中処理、と並べて整理すると混同しにくくなります。
他の選択肢はなぜ違う?
- アこれはホストにすべてを集中させる集中処理(メインフレーム+端末)の説明で、クライアントサーバの役割分担とは異なります。
- イこれは対等な端末同士が直接共有するピアツーピア(P2P)の説明です。サーバとクライアントという役割分担がない点で異なります。
- エこれは多数の端末の余剰能力を集めるグリッドコンピューティングなどの説明で、クライアントサーバの基本概念とは異なります。
この問題について
IPAのITパスポート試験シラバスとIT基礎知識を参考に、Sikaku Master向けに独自作成した問題です。公式試験問題・過去問題の転載ではありません。
IPAの過去問題の転載ではなく、シラバス・公開情報に基づく独自問題として作成しています。