IT PASSPORT
ITパスポートの問題解説
問題
2つのパソコンA・BのCPUを比べたところ、Aはクロック周波数3GHzで1命令あたり平均3クロック、Bはクロック周波数2GHzで1命令あたり平均1.5クロックでした。同じ種類の処理を行うとき、1秒間に実行できる命令数についての説明として正しいものはどれか。
- ア クロック周波数が高いAのほうが必ず速い
- イ 1秒あたりの命令数はAが約10億、Bが約13億で、Bのほうが多い
- ウ 1秒あたりの命令数はAが約13億、Bが約10億で、Aのほうが多い
- エ クロック周波数が異なるため、命令数は計算できない
出典:オリジナル問題|参考範囲:IPA ITパスポート試験シラバス(最新版)、情報処理技術者試験の基礎知識
正解と解説
正解:1秒あたりの命令数はAが約10億、Bが約13億で、Bのほうが多い
解説:1秒あたりの命令数は「クロック周波数÷1命令あたりのクロック数」で求めます。Aは3GHz=30億クロックを3で割り、約10億命令。Bは2GHz=20億クロックを1.5で割り、約13.3億命令となります。つまりクロック周波数はAのほうが高いのに、1命令を少ないクロックで処理できるBのほうが、結果として多くの命令をこなせます。クロック周波数は性能の一要素にすぎず、1命令あたりに何クロック必要かを併せて見なければ、本当の速さは比べられないことを示す典型例です。
覚え方:「周波数が高い=必ず速い、ではない」と肝に銘じましょう。命令数=周波数÷命令あたりクロック数、の式に当てはめて両者を計算してから比べるのが確実です。
他の選択肢はなぜ違う?
- アクロック周波数が高いAのほうが必ず速いとは限りません。1命令あたりに必要なクロック数も考える必要があり、本問では周波数の低いBのほうが命令数は多くなります。
- ウAが約13億、Bが約10億でAのほうが多いとするのはAとBの値が逆です。Aは30億÷3で約10億、Bは20億÷1.5で約13億となり、Bのほうが多くなります。
- エクロック周波数が異なっても、周波数(1秒あたりのクロック数)と1命令あたりのクロック数が分かれば、割り算で1秒あたりの命令数を求められます。計算できないという記述は誤りです。
この問題について
IPAのITパスポート試験シラバスとIT基礎知識を参考に、Sikaku Master向けに独自作成した問題です。公式試験問題・過去問題の転載ではありません。
IPAの過去問題の転載ではなく、シラバス・公開情報に基づく独自問題として作成しています。