IT PASSPORT
ITパスポートの問題解説
問題
公共施設のWebサイトを、色覚特性のある人や音声読み上げソフトの利用者にも配慮して改善することになった。アクセシビリティを高める取り組みとして、適切でないものはどれか。
- ア 見た目を整えるため、本文の見出しを文字を大きく太くした段落だけで表現し、見出し用のタグは使わない
- イ リンクを「色を変える」だけでなく下線や明確な文言でも示し、色以外でも判別できるようにする
- ウ 画像に内容を説明する代替テキスト(alt属性)を設定する
- エ キーボードだけでもメニュー操作やフォーム入力が一通り行えるようにする
出典:オリジナル問題|参考範囲:IPA ITパスポート試験シラバス(最新版)、情報処理技術者試験の基礎知識
正解と解説
正解:見た目を整えるため、本文の見出しを文字を大きく太くした段落だけで表現し、見出し用のタグは使わない
解説:見出しは見た目を整えるだけでなく、文書の構造を示す役割があります。見出し用のタグ(見出しの要素)で正しくマークアップすれば、音声読み上げソフトは『ここは見出し』と伝えたり、見出し単位で読み飛ばしたりでき、利用者が内容を把握しやすくなります。文字を大きく太くした段落で見た目だけ整えると、視覚的には見出しらしく見えても、読み上げソフトには普通の本文としか伝わらず構造が失われます。残る三つ(色だけに頼らない表示・代替テキスト・キーボード操作)はいずれも望ましい配慮です。アクセシビリティでは、見た目だけでなく、機器が内容や構造を正しく理解できる作り方が重要です。
覚え方:アクセシビリティは『見た目より構造と代替手段』。見出しはタグで意味づけ、色だけに頼らない、代替テキストを付ける、キーボードでも操作できる――この4点を押さえると、ひっかけを見抜けます。
他の選択肢はなぜ違う?
- イリンクを色だけでなく下線や文言でも示すのは、色の判別が難しい人にも区別できるようにする配慮で、『色だけに依存しない』という原則にかなう適切な取り組みです。
- ウ代替テキストは、画像が見えない人や音声読み上げソフトの利用者に内容を伝えるための重要な配慮で、アクセシビリティ向上の代表例です。適切な取り組みです。
- エマウスを使えない人もいるため、キーボードだけで操作を完結できるようにすることは重要な配慮で、適切な取り組みです。
この問題について
IPAのITパスポート試験シラバスとIT基礎知識を参考に、Sikaku Master向けに独自作成した問題です。公式試験問題・過去問題の転載ではありません。
IPAの過去問題の転載ではなく、シラバス・公開情報に基づく独自問題として作成しています。